2023/10/3

ホール練習

8月25日、金曜日、ホール練習を行いました。
舞台の上で本番を想定できる貴重な機会です。
 
 
今回、お一人の大人の門下生の方が参加してくださいました。
 
 
ショパン ソナタ 第2番 Op.35 全楽章
シューマン ソナタ 第2番 Op.22 第1楽章
 
という大変難しい曲目でした。
 
 
ショパン ソナタ 第2番 全楽章は4楽章まであり、20分くらいの大曲で演奏するにあたり様々な高い能力が求められます。
 
この曲は「葬送」と呼ばれています。
 
第3楽章に葬送行進曲が用いられているからと言われています。
1839年にソナタ第2番が作曲されましたが、1837年に葬送行進曲が他の楽章より前に作られたそうです。
 
 
第1楽章だけでもとても難しく、楽曲分析を入念にしないとなかなか曲として形になりません。
 
フランスのロン・ティボー国際コンクールの第1次予選で課題曲にされているほど重要な曲です。
 
第1楽章は、ほぼ本来あるべきテンポで演奏出来、完成度も上がってきました。
第2楽章、第4楽章はゆっくりのテンポですが、しっかり演奏出来ました。
第3楽章はとても素晴らしく、人の心を動かせる演奏でした。
 
 
シューマン ソナタ 第2番 第1楽章はとにかくメカニックが求められます。
So rasch wie moglich (できるだけ速く)とあり、大変難しいです。
 
時間をかけて取り組んだので、だいぶ速いテンポで演奏出来るようになり様になってきています。
 
成長がご自身でも実感出来たようで、大変満足されたようでした。
 
私にとってもとても有意義な時間となりました。