2023/10/16

ショパン国際ピリオド楽器コンクール第1位はEric Guoさん(カナダ)!マズルカ賞も受賞!

ショパン国際ピリオド楽器コンクールファイナル(本選)が終わりました。
 
 
 
6人のファイナリスト全員がショパンピアノ協奏曲第1番を選んでいました。
 
素晴らしい演奏ばかりでしたが、第1楽章の途中から緊張からか鍵盤の違うところを触ってしまい、動揺され不安定な演奏になってしまい、第3楽章では最初のところを混乱されてしまい、似ている何ページか先を弾いてしまった方がお一人いらっしゃり、とても気の毒でした。
 
しかし指揮者とオーケストラはそれに瞬時に気づいて、似ている何ページか先をしっかり伴奏して着いていき助けていました。この曲を伴奏し慣れているとはいえ、さすがショパン国の指揮者、オーケストラでした。
 
演奏が終わった直後、指揮者、コンサートマスターが温かく迎え、オーケストラの団員と聴衆は温かい拍手で応援、励ましていてとても素晴らしい光景でした。
 
まさに芸術家を育てるという素晴らしい習慣がこの国には根づいていると再認識しました。
 
 
 
現地時間10月14日、22時くらい、日本時間10月15日、朝5時くらいに優勝者、入賞者が発表されました。
 
 
結果は
 
 
第1位 Eric Guo(カナダ)マズルカ賞    
 
第2位 Piotr Pawlak(ポーランド)
 
第3位 Angie Zhang(アメリカ)

     Yonghuan Zhong(中国)

 
 
 
でした。
 
 
 
 
おめでとうございます。
 
 
 
カナダのEric Guoさんが優勝とのことですが、2021年ショパン国際ピアノコンクールの優勝者もカナダのBruce(Xiaoyu)Liuさんでした。
 
2015年のショパン国際ピアノコンクール第2位、Charles Richard Hamelinさん、第5位、Yike Tony Yangさんもカナダです。
 
2010年のショパン国際ピアノコンクールまではカナダの入賞者はいませんでした。
 
2015年2021年と立て続けにモダンピアノで2023年ピリオド楽器(古楽器)で4人の入賞者。
 
 
しかも2021年モダンピアノ、2023年ピリオド楽器(古楽器)でそれぞれ優勝。
 
 
最近のカナダ勢は凄いです。
 
 
 
 
20分後、受賞式、受賞者演奏会が始まります。
 
YouTubeで生中継されます。コンクール後もYouTubeで第1次予選から本選、受賞式、受賞者演奏会まですべて鑑賞することが出来ます。
 
 
ショパンを勉強しているすべての方、ピアノをやっているすべての方にとても参考になると思います。