2024/2/22

今日、東京オペラシティコンサートホールで行われた、ラファウ・ブレハッチさんの演奏会に行ってきました!オールショパンプログラム!!マズルカ中心!!!

今日、東京オペラシティコンサートホールで行われた、ラファウ・ブレハッチ ピアノリサイタルに行ってきました。
 
マズルカを中心としたショパンのファン、ブレハッチさんのファンにとって大変興味深いオールショパンプログラムで、チケットは完売でした。
 
 
東京オペラシティコンサートホールを入るとCD購入の長蛇の列が出来ていました。
 
 
 
 
予定していたプログラムと少し違いました。
 
前半は
マズルカOp.41、Op.50、Op.56、Op.63とプログラムには書いてありましたが実際は
 
マズルカOp.41、Op.50、Op.17、Op.63を演奏されました。
 
後半は
マズルカOp.24、ソナタ第2番Op.35と書いてありましたが実際は
 
ソナタ第2番Op.35、マズルカOp.24と演奏されました。
 
 
 
 
前半は大変素晴らしく堪能させていただきました。
 
ブレハッチさんの若い頃のマズルカはリズムやリズム感が鋭く、マズルカってこういうものなんだ。と当時納得させられました。
 
今日は鋭さはなく、自然に演奏されていました。丸くなった感じがしました。
 
よく覚えているのが2010年の10月にアンコールでOp.17-4を演奏されました。今日のOp.17-4とはまるで違うピアニストが弾いているかのようでした。
 
 
 
 
後半はソナタ第2番の1楽章でパデレフスキー版で1ページ目と2ページ目でメロディーでいうと「♭レドッ♭シラド ♭ソファッ♭ミ♭レファ」と難しいところでブレハッチさんにしては珍しく少しバランスを失っていたのと
 
パデレフスキー版で7ページ目の多分2段目のところフレーズの最後のほうで混乱がありましたが流石はブレハッチさん、何事もないように立て直されました。
 
2楽章では何か所か暗譜が危ないところがあったようで、とても怖かったのですが、止まらず何とかされました。並みのピアニストなら恐らく止まったかグチャグチャになってしまったと思いますがキチンと形にされたのはすごいと思いました。
 
百戦錬磨のブレハッチさんならではだと思いました。
と同時にブレハッチさんも人間なんだ。と思いました。
 
3楽章の葬送行進曲は大変素晴らしく練られた演奏で最初のテーマは少し遅めで、再現部は速めに演奏されました。このように演奏される方はあまりいらっしゃらないと思います。説得力がありました。
 
4楽章はメカニックやテクニックをひけらかすような演奏ではなく、落ち着いた抑制された素晴らしい演奏でした。
 
マズルカOp.24はブレハッチさんにしては少し不安定でしたがやはり素晴らしかったです。
 
Op.24ー3でバスの音がEs(♭ミ)だと思うのですが、As(♭ラ)で弾かれていました。私の不勉強かもしれません。その様な版があるのかもしれません。調べてみたいと思います。
 
アンコールはプログラムでは本来演奏されるはずのマズルカOp.56-2、Op.56-3を演奏してくださいました。最後に軍隊ポロネーズを演奏してくださいました。軍隊ポロネーズはスキのない大変素晴らしい演奏で今日のハイライトでした。
 
 
終演後、サイン会は長蛇の列で中国やポーランドの方々もいらっしゃいました。
 
サイン会に参加するにはCD購入しないといけないのですが、ほとんど持っているのですが、購入しました。
 
私の順番のときブレハッチさんにカタコトのポーランド語で「ありがとうございます。感動しました」カタコトの英語で「次の日本ツアーで、マズルカOp.59が聴きたいです。お願いします!」と言ったら
 
「OKOK!Thank you!ジンクイエ!」と答えてくれました。
 
サイン会の後、2月8日のワルシャワフィルとブレハッチさんの演奏会でクラシック音楽に大変詳しい方とお知り合いになったのですが、偶然再会し、短い時間でしたが大変有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがたいことに、ごちそうになりました。ありがとうございました。
 
終電にギリギリ間に合いました。