2024/12/20

樫本大進、ラファウ・ブレハッチ デュオ・リサイタルを聴いてきました。2024年12月19日 19時開演 サントリーホール 完売公演!!夢の共演!!ついに実現!!

  樫本大進、ラファウ・ブレハッチ デュオ・リサイタルを聴いてきました。2024年12月19日 19時開演 サントリーホール 完売公演!!夢の共演!!ついに実現!!
 
 
 
 
 
 
 
 
ついに実現!!夢の共演!!樫本大進さんとラファウ・ブレハッチさんのデュオ・リサイタルで大変楽しみにして来ました。
 
 
ブレハッチさんのピアノ伴奏は初めて聴くのでとても興味がありました。
 
 
 
 
 
前半はモーツァルト
 
ブレハッチさんはモーツァルトはお得意で、モーツァルトに合った大変高貴な音を持っていてピアノソロではいつも素晴らしいのですが、ピアノ伴奏でも大変良かったと思いました。いつものピアノソロと変わらないブレハッチさんでした。
 
 
 
樫本大進さんとのバランスも大変良かったと思いました。
 
 
 
 
ベートーヴェン
 
ベートーヴェンも大変良く、ブレハッチさんと樫本大進さんとのバランスは良かったと思いました。
 
 
 
 
ただ、前半はヴァイオリンソナタのピアノ伴奏としては、かなり積極的なピアノ伴奏に思いました。
 
ブレハッチさんのいつものピアノソロの演奏とほとんど変わらない感覚で聴けたからです。
 
リズム感とかテンポ感とか、音色とかいつものブレハッチさんだったので樫本大進さんとの練習はどのように話し合われたのだろう?と思いながら聴いてました。
 
樫本大進さんのヴァイオリン演奏は大変余裕があり、素晴らしいテクニック、響きも素晴らしくたっぷり大変深い演奏で、ブレハッチさんとマッチしていたと思いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 前半終了後の20分間の休憩中のサントリーホール
 
 
 
後半
 
 
 
 
 
ドビュッシー
 
 大変良かったと思いました。ドビュッシーはブレハッチさんお得意で素晴らしいセンス溢れる演奏されますが、ヴァイオリンのピアノ伴奏でも随所に見せてくれました。
 
やはりピアノソロと変わらない感覚で聴けました。
 
 樫本大進さんとのアンサンブルも大変素晴らしかったです。
 
 
 
 
 
 
 
武満徹
 
 
 
こちらはブレハッチさん難しい顔をされながら楽譜を凝視していました。
 
現代曲で響きも難しいので音符を注意深く目で追っていたようでした。
 
樫本大進さんのソロのところで特に楽譜を凝視していました。ピアノ伴奏が入る場所をしっかり目で追っていました。
 
 
素晴らしい演奏でした。
 
 
 
 
 
 
フランク
 
1楽章
 
 ブレハッチさんのソロでフランクを聴いたことがなかったのですが、大変素晴らしい演奏でフランクに合っているな!!と思いました。
樫本大進さんも気持ちよさそうに演奏されていました。
 
 
2楽章
 
 ブレハッチさんのピアノ伴奏が思いのほか積極的でかなり速いテンポでした。
 
アルペジオなどで上昇するときに、テンポが速くなりスリリングなピアノ伴奏でしたが、樫本大進さんもかなり積極的でヴァイオリンとピアノ伴奏のやりとりがギリギリの戦い。みたいに私は聴きました。
 
 
 
 
 
3楽章
 
スリリングな2楽章から落ち着いたたっぷり歌い上げた演奏で堪能しました。
 
 
4楽章 
 
 ブレハッチさんの積極的なピアノ伴奏でしたが出だしは大変素晴らしくワクワクしました。
 
曲が進むにつれテンポが恐らく緊張か何かで速くなり、大変ドラマチックなピアノ伴奏のテクニックの難しい中間部でブレハッチさん余裕がなくなったようで少し破綻が起きましたが、うまく辻褄を合わせキチンと形にされました。百戦錬磨のブレハッチさんだからこそ出来たのではないか。と思いました。
 
樫本大進さんも何事もなかったように演奏されていました。こちらも百戦錬磨だからこそのさすがの素晴らしい演奏でした。
 
 
 
ドラマチック展開が続く変化の激しい中間部は常に一直線で、ためがなく、大変スリリングなアンサンブルで、樫本大進さんとのブレハッチさんの打ち合わせでは、どのようなものだったのだろう?と思いながら、聴いてました。
 
 
再現部ではブレハッチさんの音の輝きとリズム感、テンポ感が積極的ながらも安定され、樫本大進さんのヴァイオリンと調和されたと思いました。
 
 最後はバッチリと合わせられ華やかに終わりました。
 
 
 
 
 
 
 
 アンコールはベートーヴェンヴァイオリンソナタ7番3楽章
 
 
こちらは素晴らしくバッチリでお互いの個性が上手い具合に調和されていたように思いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 終了後、今年2月にお知り合いになった大変クラシック音楽に詳しい方と再会し、お食事させていただきました。
 
なんと、サントリーホールの周りは夜10時には閉店していたので、新橋に行きましょう。と提案してくださり、地下鉄の銀座線で行くのかと思い溜池山王駅に向かおうと歩き出したら、その方がタクシーを拾ってくださり、タクシーで新橋まで連れて行ってくださいました。
 
 
 
タクシー代は払ってくださり、半分払おうとしましたが、受け取ってくださいませんでした。
 
 
あるチェーン店でおいしくいただき、クラシック音楽のお話を約1時間してくださり楽しい時間を過ごさせていただきました。
 
 
 
 
 
 
 新橋駅を23時23分発の都営地下鉄に乗り、終電で24時45分くらいに浦賀駅に到着しました。
 
電車の中で書いて、まだ途中なので浦賀駅から歩きながら書きました。
 
 
 
 
 
もうすぐ家に着きますが、大変興味深い、世界的ヴァイオリニストと世界的ショピニスト、ピアニストの共演でした。
 
ヴァイオリン・ソナタなどのピアノ伴奏はピアニストがヴァイオリニストに寄り添うことが多いのですが
 
この演奏会ではピアノ伴奏でもブレハッチさんの主張を強く感じた、ある意味、ヴァイオリニストとピアニストの主張や個性の調和、ときにはぶつかり合いのデュオ・リサイタルで、いろいろな面で考えせられ楽しく聴かせていただきました。
 
 
 
ブレハッチファンとしてはこのデュオ・リサイタルツアーここまでも過酷なのですが、今日19日サントリーホールのあとすぐに20日に愛知、21日に兵庫と続く大変過酷なもなので、健康に気をつけてコンディション良い状態で臨んでいただきたいと思います。
 
 
 
 
またブレハッチさんのソロリサイタルの日本ツアーを楽しみにしています。
 
 
 
 
 やはりブレハッチさんの演奏には惹きつけられます。